2008年8月31日日曜日

先取り教育の話題について

私が日頃からお世話になっている同業者の方にM氏という方がいる。同業者ということで息子さんや、娘さんも自分の学習教室に通わせていると思っていたがどうやら自分の子供たちには、ほとんど勉強は教えないと聞いて当初はとまどった。よくよく聞いてみると、M氏の学習教室は自立型と称し、子供たちの自学学習を助けるためのアドバイスをすることを最重点として指導しているということだ。

であるから、当然無学年であり、小学生が中学の勉強をしてもいっこうに構わないし、中学生でもおくれている生徒は小学校の学習から始めたりすることも頻繁にあるということを聞いた。

自分の子供には勉強を教えないというM氏のご子息に対する教育は実に明快であり、好きなものをとことんやらせるということらしい。しかしながら、自分で学習をすすめるにあたっての国語の力というものをとても大事にしておられる。漢字の読み書きから、文章の読解力は小学生の頃から徹底してその必要性を子供たちに話すということだ。そして意欲付けとして、漢字検定や文章検定などの資格試験を利用するらしい。

やはり子供に対してやる気を出させるにはどうするかということに一番の力点を置いているようだ。さすがにご子息たちもその点を理解しているようで、小学生のうちに、中学生で習う漢字は全てマスターし、中学には高校で習う漢字の読み書きをできるようにしているようだ。

勉強の楽しさは、高校生になると良く分かり、文系科目、理系科目とどうしても子供たちの好き嫌いが分かれがちになる。逆を言えば、どんどん学習を進めていけばどちらの科目が自分が学習して面白いか、小学生、中学生で分かるということになる。

M氏の口癖が、「学習、勉強を通して人間としての最低限の能力を身につける」ということだが、これは彼に言わせれば、勉強でなくとももちろん良いのだという。スポーツだろうが、音楽だろうが子供が進んでやりたいものを自分からやりだし、とことん追求する姿勢こそ大事なのだと語ってくれる。

確かに、今の子供たちに欠けているとすれば、この「とことんやる」というところかもしれない。
自分の息子娘がとことんやるのはゲームだけという、笑えるような家庭ではなかなか学力の向上は難しいのかもしれない。

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